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たて込み簡易土留は土止め先行工法に準じた安全性の高い土留工法です。
しかしながら、掘削幅が広い場合などには妻側の切土面の土砂が崩壊する場合があります。崩壊を防止するためには地盤の安息角以下の斜度で掘削を行ったり、法付けした面を押し固めるなどする必要がありますが、どのくらいの角度で掘削すればよいのか?また、どのくらいの力で押し固めればよいのかといった安全性の見極めが難点です。また、現場によっては法面を付けられるスペースが存在しない場合もあります。
「妻側腹起し」は掘削の末端部分や周辺状況によって法付けするスペースが確保できないような現場や、浄化槽や防火水槽の設置などで矩形に掘削したい場合などに妻側の土留を安全に構築するための新たな選択肢です。
掘削方向の末端部は妻側と山側から2軸方向の土圧を受けます。妻側腹起しはパネルの切りばりと並行に設置されますが、伸縮自在な構造で山側からの土圧である軸力を直接受けずに逃がし、妻側からの土圧のみが作用します。
また、パネル土留は左右のスライドレール、またはパネルプレートを交互に押し込みながら建て込みますが、伸縮自在な構造は腹起し自体に加わる力を分散して腹起し本体やパネルの各部材の破損を抑制します。
妻側腹起しは、たて込み簡易土留や矢板工法に使用する各種の支保工と同様に現場の土質条件による構造計算で安全性を確認し、土圧の大きさと掘削幅から最適な型式を選定いたします。
型式 | 寸法 (mm) | 質量 (kg/組) | 断面寸法 (mm) | 断面係数(㎤) | 許容曲げ応力度 (N/㎟) |
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外筒 | 内筒 | |||||
WG-145 | 916~1,216 | 9.4 | 114×100 | 51.32 | 51.08 | 175 |
WG-195 | 1,040~1,440 | 10.6 | ||||
WG-215 | 1,140~1,540 | 11.1 | ||||
WG-250 | 1,400~2,220 | 21.7 | 130×125 | 103.5 | 97.85 | |
WG-300 | 1,850~2,690 | 26.6 | ||||
WG-355 | 2,290~3,240 | 42.9 | 130×150 | 180.4 | 157.4 | |
WG-420 | 2,940~3,890 | 50.1 | ||||
WG-510 | 3,730~4,420 | 92.6 | 135×200 | 397.3 | 193.4 | |
WG-510LS | 3,730~5,020 | 105.7 | ||||
WG-600 | 4,630~5,320 | 109.5 |
※パネル土留ごとにプレートやスライドレールの厚みが異なるため、
適用掘削幅は上記サイズから+400~600mmを目安にご検討ください。
※パネル土留への取付ブラケットの重量は含まれておりません。
※規格外品についてはご相談ください。