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今回は、ピット同士の距離が1mほど開くことになる現場での相談でした。お客様からは「延長が9.0mと長くなるが、一度の開削で設置したい」とのご要望をいただきました。この現場はもともと軽量鋼矢板の打ち込みが検討されていたものの、掘削深の条件的には土留の範囲内のため、ご相談をいただいたとのことでした。
2つのピットが少し離れている今回の現場には、マンホール土留の並列工法が適合するのではないかととらえ、提案しました。並列工法は複数のマンホール土留のセットを並べて支保工とすることで、土留めの安全性を確保しつつ、ピット等の開削を容易に施工できる工法です。さらに資料として施工参考図を作成し、素早く提出できたことで現場でのイメージが固まり並列工法の採用につながりました。
お客様にとって、並列工法による施工は本工事が初めての試みであったため、現場着手前に作業員の方々にお集まりいただき、施工手順や注意点について事前に説明する時間を設けました。作業員の方々は図面上での説明しか受けていなかったことから、この場で細かな疑問点を解消することができました。また今回のお客様は土留工事の経験も豊富であったこともあり、施工上の注意点も的確にご理解いただき、工事は滞りなく完了することができました。
今回の件は、お客様のご要望に対し素早く的確な提案を出来た点、お客様に有用な資料を速やかにご提供出来た点を評価していただくことができました。その後も本工事をきっかけに、類似工事の問い合わせをいただくようになっただけでなく、掘削工事でお困りの際に真っ先にご相談いただける窓口として、お客様からの信頼を得ることができました。